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T-REVを装着すると正圧になっているクランクケース内圧を負圧に変化します。負圧になるという事はクランクケース内部に残された空気密度が減少することを意味しています。
クランクケース内の空気密度を下げるとエンジン稼働中にクランクケース内を激しく移動する空気重量を減少させ、回転に伴って発生する空気の撹拌抵抗を減少する事が出来ます。
つまり、クランクケース内圧を下げる=クランクケース内の空気密度を下げる=空気の重さが軽いので動かしやすい=エンジン回転時の抵抗が減る、という事です。
T-REVαの特徴
T-REVαシステムとは、インテークマニホールドの負圧を利用した減圧システムです。
T-REV本体をブリーザー経路に装着する事により、エアクリーナーからの逆流を防ぎます。しかし、逆流を止めるだけでは標準装備されている純正PCVバルブ経路から発生する
負圧が強いアクセルOFF時はクランクケース内圧が下がりすぎる事があります。その為『開発当初は純正PCVバルブ経路をキャンセル+純正ブローバイ経路に減圧バルブを装着』このようなシステムで減圧していました。しかし、このシステムでは『純正PCVバルブ経路の機構が活かせない』+『減圧効果が薄い』そんな弱点もありました。
そこで弊社ではクランクケース内圧が下がりすぎてしまった時に外気を取り込むバルブを設けました。
このT-REVα専用バルブによりPCVバルブ経路からはブローバイガスを吸い出し、T-REV本体に接続されている調節可能なシステム専用バルブがフレッシュエアーを取り入れ、適度な減圧状態を維持するのがT-REVαシステムの最大の特徴です。
二つのバルブの意味
純正PCVバルブの機構が強くクランクケース内圧が下がり過ぎた時には外気を取り込みクランクケース内圧をコントロール。アクセルを踏み純正PCVバルブ経路の負圧が弱くブローバイ経路からブローバイガスの出入りが強くなった時に減圧バルブが作動します。 つまり2つのバルブを役割分担し減圧出来るシステムになっているのです。
この追加したαシステム専用バルブには調整機構を設けているので、T-REVαシステム装着後のクランクケース内圧はセッティングし販売しております。
このような事からこのT-REVαシステムは純正PCVバルブ機構をキャンセルせずにエンジンに最適なクランクケース内圧を提供できるのです。